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ONTAKE100 初挑戦

ONTAKE100

走る仲人のおかむらです。

今日のブログは婚活とは一切関係ありません。

7月14日に出場したONTAKE100の挑戦記&備忘録。

ちなみに私はトレイルランニングやウルトラマラソンになると極端に遅くなるロング苦手な人です。

 

ONTAKE100とは?

長野県王滝村で開催される主に林道を走るトレイルランニングの大会です。種目は160㎞と100㎞の部があります。

160㎞は20時スタート、100㎞は0時スタートです。今回、私は100㎞に参加しました。

なぜエントリーしたのか?

この大会と同じ会場で9月に王滝ダートマラソンというレースがあります。

今回走ったONTAKE100の一部コースを利用します。

昨年このレースに参加。完走者上位には今回の大会のエントリー権が付与されるということで参加。

結果は歩くことなく、すべて走り切って25位でゴール。見事今回のエントリー権をつかみました。それなら100㎞挑戦してみようとエントリーしました。

大会に向けての練習

そもそも3月にフルマラソンをサブ3で走ってそのままONTAKE練習に移行する予定だったのだが2月に嫁ちゃんが入院、走る時間もあまり取れず3月は120㎞、4月は自分が体調を崩し前半はまったく走らず結果180㎞程度。5月に入ってやっと本格的にトレーニングをスタートしたがGWに小笠山を35㎞ほど走ったが疲労困憊・・・不安だらけの練習再開となった。

 

それでもわが家の裏山には粟ヶ岳という532mの山がある。自宅から山頂までロードで9㎞あるので練習に最適。さらに反対側まで下ると片道16㎞で往復32㎞走れる。このコースを中心に練習を重ねました。林道はならここ温泉から八高山の林道を使い練習をしたが雰囲気はオンタケのコースに似ているので本番も違和感なく走ることができました。それでも丸一日走る時間が取れないので最長42㎞の練習となりました。

大会前日

10時に掛川の自宅を出発!世間は3連休なので渋滞覚悟で少し早めに家を出ました。しかしながら渋滞もなく12時30分には中津川ICを降りて予定していたココ壱番屋へ。ここで豚しゃぶ400ℊ食べてエネルギーチャージ。途中コンビニよって15時ころに会場着。受付を済ませ車内で読書。17時すぎに仮眠しようと寝たがほとんど寝れず。結局22時まで目を閉じて過ごす。

 

22時に起き上がり支度を開始。23時にスタートゲートへ移動。0時のスタートを待つ。

レース前半(上松)

0時にスタート!雨はない。最初の10㎞弱は湖畔沿いのロードを進む。特に急ぐことなく集団の中で6’30/㎞ペースで進む。ヘッデンは安物で暗いのだが周りの人のヘッデンが明るいので特に気にならない。そして坂道が顔を出してきた。道のりは長いので上りは歩き、下りと平らな部分は走るようにして出来るだけタイムロスを少なくする。

 

問題発生①・・・ランニングウォッチはスント5を使っているのだが画面が暗い&小さい&老眼で夜は表示がなんにも見えない。1㎞毎にラップをお知らせするアラームは鳴るのだが一体いま何㎞なのか見えない。GPXデータも入れたがどこまで進んでいるかもわからない。結局明るくなる時間帯までまったく見えなかった。

 

問題発生②・・・もともとヘッデンが苦手で夜のランニングも腰につけて走っている。久しぶりに頭につけて走ったが締め付けがダメで頭痛が発生。明るくなったらすぐに外した。もし次回参加することがあればハンドライトにする。

 

問題発生③・・・痛みを伴う肩こり。これもザックをしていると必ず発症する。しかも今回は激痛を伴う。序盤から痛みとの戦いで後半は背筋まで凝り固まってしまった。もし次回参加することがあればウエストバックにする。

 

アップダウンを繰り返し25㎞エイドステーションに到着。水分補充とオレンジを一切れ食べて出発。雨が結構降ってきた。ここからが前半の山場になる。明るくなりだしてきた4時過ぎに睡魔が襲う。あくびが出て、頭がぼーっとしてきた。ここで持っていたガムを嚙んだところ目が覚めた。今回はガムを持参して正解だった。

 

あまり記憶のないまま歩いたり走ったりしながら最高点に到着。あとは基本下るだけ。脚を使い過ぎないよう無理のないペースで下っていくがうわさ通り延々と続く下り。ガスも出て視界も少ないので標高もよくわからない。下りの後半からは大粒の雨。体を冷やしたくなかったのでここでレインを着用。そしてやっとロードになって下界に降りてきた。平坦なロードは6分台のペースで進み、7時30分過ぎに54㎞地点の松原エイドに到着。遅くても8時には到着したかったので想定内。

 

まずはトイレに行って用を済ませる。そしてTシャツを着替え、予定していた補給食を食べる。あわてて出発しても忘れ物などをすると致命的になるので時間をかけて準備をする。結局35分滞在して8時10分ころ松原エイドを出発。

補給食

今回はおいエナ、セブンイレブンのわらびシリーズ、柿の種、飴(俺のミルクあずき)、ガムを持って走った。おいエナはクセもなく最後まで補給できた。わらびシリーズは1時間ごと補給。こちらはラムネ、イチゴは良かったが、レモンは後半きつくなり80㎞以降はまったく食べられなくなった。この際は飴を噛んで食べて糖質補給をした。飴ちゃんに助けられた。

レース後半(滝越)

後半はストックを持っていく。松原エイドを出発して2㎞ほど進むとロードの上りになり、ここも無理はせず歩きで進む。でも他の人たちの歩行スピードは速い。ご夫婦らしき人も仲良く快調に歩いていきすぐに見えなくなる。それでも焦らず歩いて進む。そして平坦になると走るを繰り返しながら進むのだが54㎞のエイドから次のウォーターエイドが72㎞地点と長い。途中でYouTubeで事前に観ていた赤い洞門に到着したときは嬉しかった。

 

ウォーターエイドに到着して麦茶を補充。ここから上りが続いたと思いきや今度は長い下り。大雨の中をなんとか走りながら83km水交園エイドに到着。ここで名物のソーメンを食べていると息子のママ友さんと遭遇。ここからしばらく一緒に行くことにしました。ママ友さんとおしゃべりしながら歩いていたがここで問題発生⑤ロングレースだと不整脈が出る確率が高いのだがここで予兆が出始める。たぶん走ると不整脈が出る。出てしまうと上りは歩くのも困難になる。よってペースを落として歩く。ママ友さんんも先に進んでしまい苦しい時間となるが全部歩いても制限時間にはゴールできるので無理せず歩いて進む。そして最後のウォーターステーションに到着してしばらく上ったらあとは下りなのでそこまで頑張ろうと思い進んではみたが下りも走る脚は残っていなかった。

 

残り10㎞からは多くのランナーに抜かれたがどうにもこうにも膝から下が動かず走れないので歩く。残り7㎞付近で少し気持ちが悪くなりすっぱいものが込み上げてきました。つばをぺっぺ吐きながらチンピラ風情で歩いていました・・・

 

残り5㎞はロードになるがここも歩く。そして松原運動公園に入る橋もあるき、最後の坂も歩き、最後も歩き、17時間38分台でゴール!

 

感動よりもゴールできた安心感が一番でした。

 

ゴール後

荷物を受け取りそのまま車に戻り、そのまま車内でダウン。30分ほど寝てしまいました。その後はスポーツ公園内のシャワーで汗を流し、着替えて帰途に就く。恵那峡SAでラーメン&チャーハンで腹を満たし土産を買って家路に向かうもまたまた睡魔が・・・岡崎SAで仮眠をとろうと少し横になったのだが気が付いた時には外が明るくなっていた。時計を見ると6時( ;∀;)

 

 

夜中に帰宅すると家族にはLINEしていたがなんと朝帰り・・・結局8時に帰宅となりました。

 

久しぶりの100㎞挑戦でしたが嘔吐はなく、大きな体調不良もなく完走できました。

ただし雨のレースだったことを考えると少しタイムには満足していない。16時間台でゴールしたかった。

 

次も走るかはまだ未定ですが気持ちが芽生えてくれば再挑戦してみたいと思う。

 

これからオンタケに挑戦したい方の参考になれば幸いです。